新日本海フェリー、最安値の部屋泊まってみた。寝心地は?(小樽~新潟)
9月3日。ここは、北海道・小樽駅。
これから関東の自宅に帰るところ。新千歳から飛行機で帰れば済む話なのだが、それだと味気ないものである。何か他に交通手段はないか…
ということで、今回はタイトル通りフェリーで帰ります。
駅前のバスターミナルからバスで30分、港にやってきました。
今回乗る船は「らべんだあ」。
2017年にデビューした、新日本海フェリーが所有する最新の船。
この船で新潟へ向かいます。
フェリー乗り場には土産物屋があります。
それほど大きくありませんが、北海道の定番土産は大体そろっている感じです。
今回利用する部屋は最安値のツーリストC。学割を利用したので、料金は5820円。
この料金で寝泊まりできてその上移動できるのですから、かなーり安いです。
徒歩での乗船は16時30分。乗用車やバイクなどは乗船時間が異なります。
早速乗船。これがツーリストCの部屋です。カプセルホテルをイメージすると分かりやすいかもしれません。出入り口にはカーテンがついているのである程度のプライバシーは確保できますが、私語は厳禁です。
17時ちょうどに出航。甲板から港が離れる様子を見届けた後、お風呂に入浴。内風呂と露天風呂があり、浴槽に入るとはっきりと揺れる感覚が味わえます。船酔いしやすい人は入らないほうがいいかもしれません。
いつもより長めの入浴を楽しんだ後は、いよいよ夕食。
レストランは、ご飯ものと小鉢が食べられる学食スタイル。営業時間が短めなので注意が必要です。
選んだのは、ビーフカツカレーとホッキ貝のサラダ。カレーには大きめの肉がたくさん入っており、食べ応えがあってとてもおいしいです。
夕食後は売店を物色。飲料や食料に加えて、北海道や新潟の土産なども売っています。
翌朝に朝日を見るために早めに寝ることにします。
寝転がると小刻みな振動が伝わってきて、人によっては寝づらいかもしれません。ちなみに僕は寝れました。
無事朝日を見逃し、起きたのは朝6時。
山形県の酒田付近を航海中。のんびり朝風呂と朝食を終えるとすぐ新潟港に着きました。
9時にフェリーターミナルに到着。ターミナル前からは新潟駅前行きのバスが接続しています。
電波のない環境でのんびりすごすフェリーの旅はとても気に入りましたが、船酔いには注意です。
走るカフェ!フルーティアふくしまで絶品スイーツを味わう
近年、さまざまな場所で運行されている観光列車。
移動手段としてだけでなく、地域の景色や食事、文化に触れることができることから旅行客に親しまれています。
今回は福島県で運行されている「フルーティアふくしま」に乗車しました。
この電車は、郡山~喜多方間を土曜・日曜日に1往復する観光列車で、チケットを「えきねっと」で購入することで乗車できます。スイーツ付きのプランで1人5700円。
福島県の旬のフルーツを使用したデザートを楽しみながら沿線の景色を楽しむことができます。
8月28日、今回の起点は会津若松駅。
先ほども言った通り、喜多方駅からも乗車できますが、会津で観光をした帰りなのでここから乗車。
2両編成で、乗車するのは2号車。ここからしか乗車できません。
車内はホテルのカフェのような内装。4人用のボックス席と1人用のカウンター席があります。今回利用したのはカウンター席。
コロナ禍ですが6割ほどの席が埋まっていて、ファミリー客から高齢者グループ、僕のような一人客など様々な客層がいました。
駅を発車後、バウチャー券と引き換えにスイーツセットが提供されます。
今回提供されたのは旬のももを使用したスイーツセット。
左・もものジュレプリン
もものコンポートが入ったプリン。甘いプリンとフレッシュで甘さ控えめのももがマッチしてとてもおいしいです。
中央・もものパンケーキパフェ
もも入りのレモンゼリーや生クリームの上に角切りのももやパンケーキが乗ったパフェ。ふわふわのパンケーキはクリームやゼリーと一緒に食べるとこれもとてもおいしいです。角切りのももも、食感が楽しめます。
右・100%ももジュース
福島のももを100%使用したジュース。ももを丸かじりしたような上品な味です。
JAが販売しているようで、通販でも購入できます。
隣の号車ではコーヒーや紅茶のカフェカウンターがあり、好きなだけ飲むことができます。
売店も併設されていて、フルーティアのロゴが入ったグッズや福島のお土産などが売られています。
大きめの窓からは、沿線の景色を楽しめます。
進行方向左側に見える磐梯山は雲に覆われていて少し残念でした…
1時間ほどで終点の郡山駅に到着。もう少し乗っていたかったです。
いちごやブドウなど、月ごとに提供されるスイーツは変化するので、また来てみたいと思いました。秋にはどんなフルーツが使われるのでしょう?
さて、フルーティアふくしまのチケットを購入すると、写真左のような引換券をもらえます。
これを会津若松駅の観光案内所に持っていくと写真右のパンフレットとクーポン券をもらえます。市内の対象のカフェでスイーツを割引で食べられます。今回僕は時間の都合で使えませんでしたが、皆さんはぜひこちらを使ってスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか?
はじめての一人旅、サンライズ出雲乗車記
はじめまして!ねぎしです。当ブログを読んでいただきありがとうございます。
最初の記事は、タイトルの通り「サンライズ出雲」の乗車記です。
目次
きっぷの紹介
今回使用したのはこちら。
特急列車であるサンライズ出雲は乗車券と特急券のほかに部屋ごとに設定された寝台料金を払って寝台券を購入する必要が有ります。(ノビノビ座席は寝台券がいりません。)
サンライズの特急+寝台券の販売は、みどりの窓口のみでの販売です。ネットや券売機では購入できないのでご注意を。
サンライズ乗車編(前編)
2021年3月8日、サンライズ出雲に乗車するため、東京駅の9番ホームに向かいます。
サンライズ号の入線を見たかったので午後9時ごろにホームに到着。電光掲示板には今は亡き湘南ライナーの案内が。
コロナ禍にもかかわらず、予想より多くの客がサンライズ号を待っていました。
午後9時半ごろ、ついに入線。
出発10分前くらいにドアが開き、いざ乗車です。
今回利用する部屋は13号車1番室のシングルツイン。禁煙室が残っていなかったため喫煙室です。少したばこ臭かったような気もしますが、すぐに慣れる程度です。
右の写真が下段、左が上段です。それぞれの枕元にはアラーム機能付きの時計があります。上下は急な階段でつながっており、段には1つコンセントの挿し口がついています。壁には灰皿とドリンクホルダーに置かれた使い捨てプラコップが2つありました。
それはさておき、まずサンライズ号に乗って最初にやることは、シャワーカードの購入です!
シャワーカードの自動販売機は出雲号の10号車と瀬戸号の3号車にあります。
東京駅発車前に売り切れることも珍しくないので、どうしてもシャワーを浴びたい人は最優先で買いましょう!
出雲号側のシャワーカードはすでに売り切れていたため、瀬戸号の3号車までダッシュで向かい、何とか確保。1枚330円。
事前に自宅でシャワーを浴びていたため、今回は記念のために買いました。
そうこうしているうちに午後10時になり、サンライズ号は東京駅を出発。出雲市まで12時間の長旅が始まります。
サンライズ乗車編(後編)
午後10時に東京駅を発ったサンライズ号は、途中横浜・熱海・沼津…と停車し、東海道を西に進みます。
窓を流れる車窓を見ながら寝転んだり、座ってお弁当を食べたりしながら自由な時間を過ごします。
23時ごろになるとお休み放送が始まり、翌朝まで停車しても音声での案内はしませんという旨の案内がされます。深夜にアナウンスをされたら寝れませんからね。
私は明日に備えてここら辺で寝ることにしました。
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翌日の4時半ごろ、起きたらサンライズは大阪駅に停車していました。
ダイヤ調整のためなのか、それとも乗務員交代のための停車かはわかりませんが、ここで降車をすることはできません。
起きるには少々早かったので、少し大阪の夜景を楽しんだ後、二度寝をすることにしました。
6時半ごろ、サンライズ号は岡山に停車。ここでサンライズの目玉イベント、切り離しが行われます。
ここでサンライズ瀬戸号と出雲号はここでお別れ。進行方向側を走っていた瀬戸号は切り離されるとそのまま行ってしまいました。切り離しを最後まで見れるのは出雲号に乗る客の特権です。
長さが半分になった出雲は、伯備線で中国山地を超えて島根県へ向かいます。
これまでは都会的な景色でしたが一気に変わり、自然物の多い景色に移り変わっていきます。
中国山地を抜けて日本海側に出ると、進行方向右手に中海や宍道湖を望みながら1時間ほどして終点の出雲市駅に到着。12時間の旅が終わりました。到着は9時58分。
サンライズ号を降りた私は一畑電車に乗り換えて出雲大社へ観光に行きました。
コロナ禍の影響なのか、引くほど空いていました。活気がないのは残念ですが、静かに観光ができて人が映っていない写真も撮れたのでまあ満足しました。
感想
少々国内唯一の庶民的価格で乗れる寝台列車となってしまったサンライズ号。
深夜の車窓を眺めたり車内で横になれる貴重な体験をできるこの列車に乗ったことは、私にとってとても貴重な体験となりました。
あまり採算が取れないことや車体の老朽化などによって近いうちに引退してしまうことも考えられます。乗りたいと思っている方は早めに乗ってみてはいかがでしょうか?